親に合う見守りサービスは?AI電話・LINE・ベッドサイド型の違い
高齢の親向けにさまざまな見守りサービスがあるなかで、「一体どれを選べばいいのだろう」と迷っていませんか?
料金や機能だけでなく、本人に必要な操作、サービスが取得する情報、カメラの有無、通知を確認する人、連絡がつかないときの対応まで比べると、家庭に合う条件を整理しやすくなります。
今回は、AI電話・LINE・ベッドサイド型でできることと、確認できないことの違いをご紹介します。
まずは5つの条件をそろえて比べよう
方式を比べるときは、次の5つを同じ順番で確認してみましょう。
- 本人の操作:電話に出る、スマホで返信する、端末の声かけに答えるなど、必要な動作は何か
- 取得する情報:応答の有無、返信内容、短い会話の要約など、家族へ届く情報は何か
- カメラの有無:映像を確認できるか、映像を扱うことが本人の負担にならないか
- 通知を確認する人:家族や担当者のうち、誰がいつ確認するか
- 気になるときの対応:未応答や気になる通知のあと、誰が電話などで状況を確かめるか
どの方式も、本人の状態を診断する医療機器や、緊急時に救急・警備へ自動でつなぐ緊急通報サービスの代わりにはなりません。
通知は状況確認を始めるきっかけとして扱い、連絡がつかない場合の確認先も家族で決めておくことが大切です。
AI電話見守り:電話への応答を確認したい場合
AI電話見守りは、決まった時間にAIから電話がかかり、応答の有無や会話内容の一部を家族へ知らせる仕組みです。
固定電話や携帯電話を使えるサービスなら、専用端末を新しく置かずに始められる場合もあります。
カメラを使わないため、映像で様子を確認することはできません。
また、本人が着信に気づき、受話器を取るかスマホで応答する必要があります。
たとえば、こんなケースでは注意が必要です。
- 足腰が弱っていて、受話器の場所まで歩いている間に電話が切れてしまう
- 耳が遠く、着信音に気づきにくい
- スマホの画面をスライドして電話に出る操作が苦手
こうした場合、「電話に出なかった」という情報だけでは、その理由まではわかりません。
誰が通知を見るのかを決め、気になる未応答が届いたら家族から電話をかけるなど、その後の確認方法まで考えておくと迷わず動けます。
LINE見守り:スマホで返信できる場合
LINE見守りは、本人が普段からLINEを使っている家庭なら取り入れやすい方法です。
いつものアプリを使って、質問への返信やボタン・スタンプなどの反応を確認できます。
カメラを使わない設定では映像を確認できず、家族に届く情報もサービスや設定によって変わります。
ここでポイントになるのが、本人がスマホの画面を開き、文字を読んで、返信やボタン操作ができるかどうかです。
視力や指先の動きによって画面操作が負担になると、返信がないからといって、すぐに異変があるとは判断できません。
未応答が続いたら誰が電話をかけるのか、そこでも連絡がつかなければ誰へ引き継ぐのかまで決めておくと、家族側も対応しやすくなります。
ベッドサイド型:枕元の声かけに答える場合
ベッドサイド型は、枕元などに置いた端末が決まった時間に声をかけ、本人の返答や短い会話をもとに、サービス所定の情報を家族へ知らせる仕組みです。
機種によっては、電話の受話器を取ったりスマホ画面を操作したりせず、そのまま声で答えられます。
そのぶん、端末の声かけが聞こえること、本人が返答できること、電源や通信が保たれていることなどが利用の前提になります。
カメラなしの端末では、姿勢や転倒、部屋の様子を映像で確認することはできません。
会話の要約が届く場合も、本人が話した内容をサービスの仕様に沿って整理したものです。
体調を診断したり、異常を確実に検知したりするものではありません。
家族へ届く情報には、たとえば次のようなものがあります。
- 睡眠について本人が話した内容
- 食事や水分について本人が話した内容
- 痛みや気分について本人が話した内容
- 声かけに返答があったか
未応答や気になる内容が届いたときに慌てないよう、通知を見る人と、その後に電話などで確認する流れも決めておきましょう。
届く「通知」を比べるとサービスの性格がよく分かる
3つの方法は、「家族にどんな情報が届くのか」と「通知のあとに何をするのか」を比べると、それぞれの違いが見えやすくなります。
- AI電話:応答の有無や、サービスによっては会話内容の一部が届く。未応答なら家族が電話などで確認する
- LINE:返信、ボタン、スタンプなどの反応を確認できる。反応がなくても理由を決めつけず、必要に応じて確認する
- ベッドサイド型:返答の有無や、本人が話した範囲の要約が届く。映像や診断結果ではないため、気になる内容は家族が確認する
通知を見る人だけでなく、どのくらいの時間で確認するのか、連絡がつかなければ次に誰へ連絡するのかまで決めておくと、実際に未応答が届いたときにも動きやすくなります。
『まくら日和』が提供するベッドサイド型見守りサービスでも、本人の返答や短い会話をもとに、家族が様子を確認するための情報を届けます。
大切なのは、こうした通知を緊急通報の代わりにしないこと。
急な体調変化が心配な方は、自治体や民間の緊急通報サービスなど、必要な対応先もあわせて確認してみてください。
本人と確認してから見守り方を試してみよう
見守りサービスを選ぶなら、「何ができるか」だけでなく、本人に必要な操作や取得する情報、カメラの有無、通知を見る人、その後の確認方法まで一緒に比べてみましょう。
親が普段スマホや電話をどのように使っているか、家族が通知を確認しやすい時間帯はいつかを思い浮かべると、自分たちに必要な条件も見えやすくなりますよ。
ほかの条件も含めて検討したい場合は、高齢者見守りAIの種類と選び方も参考になります。
本人にも家族にも無理がなく、続けやすい見守り方から試してみてくださいね。
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