床下点検ロボットの導入判断|性能・費用・回収条件の比較ポイント
床下点検ロボット

床下点検ロボットの導入判断|性能・費用・回収条件の比較ポイント

床下点検ロボットを導入したいと思っても、「自社の現場で本当に使い続けられるのか」は気になりますよね。

床下では、機体が入れるだけでは十分ではありません。

奥まで進んで必要な箇所を撮影し、最後に点検口まで戻れることが大切です。

この記事では、現場の条件と機体の公称値・実測結果を見比べながら、導入できるか判断するポイントをご紹介します。

候補に残せるか、現場に入れられるかを分けて考える

性能だけを見れば候補に残せても、「この現場に入れて大丈夫かな」と迷うことはありますよね。

まずは機体の公称値と実測結果から候補を絞り、そのあとで実際の現場に進入させられるかを判断しましょう。

判定項目 現場条件・用途 メーカー公称値 実測結果・費用 候補機の判定
機体高・幅 配管、ケーブル、金具を含む最狭部と旋回場所 カメラやアンテナを含む外寸 最狭部の通過と旋回の結果 残す・再検討
最低地上高 床面の凹凸、配線、金具の位置 車体底部までの高さ 底部が接触した場所 残す・再検討
走破可能段差 往路と復路で越える段差の高さ 走破できる段差の上限 乗り越えと後退の結果 残す・再検討
通信距離 点検口から最奥部までの距離と遮蔽物 最大通信距離 映像と操作が安定した距離 残す・再検討
連続稼働時間 撮影を含む往復時間と予備時間 連続稼働時間 帰還時の残量と充電待ち 残す・再検討
価格 本体、予備バッテリー、操作端末、保存費用 本体と付属品の価格 導入時と継続利用の総費用 予算内・再検討
保証・修理 故障時に点検を止められる期間 保証範囲と保証期間 修理日数、代替機、保守費用 残す・再検討
回収具の有無 立ち往生した地点まで人が入らず回収できるか 牽引部や回収具の対応 装着可否と回収テストの結果 残す・再検討

候補機を絞れたら、同じ測定結果を使って、現場ごとの進入可否も決めていきます。

現場での測定結果 今回の現場への判定 対応
最狭部を通過でき、奥で旋回でき、通信と電池に帰還余力がある 進入可 決めた経路と引き返し地点を守る
通過範囲、通信距離、電池残量、旋回場所のいずれかに制限がある 条件付き 使用区間、引き返し地点、二人運用などの条件を決める
通過・旋回できない、通信復帰地点がない、電池の帰還余力がない 進入禁止 今回は進入させず、別の機体や点検方法を検討する

比較表を埋めたら、現場投入前の操作練習と回収テストを参考にしながら、停止・後退・旋回・撮影・帰還まで一通り試してみましょう。

撮影機能が点検に使えるか確認する

撮影機能は、「画像を保存できるか」だけでは判断できません。

点検したい箇所がきちんと見え、必要な状態を判別できる画像を残せるかが重要です。

撮影項目 実機で確認する内容
カメラの向き 床面、基礎、配管など見たい方向へ向けられるか
照明 暗所で対象箇所まで光が届き、白飛びや黒つぶれがないか
解像度 ひび、染み、部材のずれなど必要な細部を判別できるか
焦点が合う距離 近距離と想定撮影距離でピントが合うか
静止画・動画の保存方法 撮影場所と対応づけて保存し、元データを取り出せるか

撮影後にどう扱うかも、あわせて決めておくとスムーズです。

誰の端末に保存するのか、共有先や報告書へどう取り込むのかを簡単に決めておきましょう。

記録後の整理方法は、床下点検写真を報告書や共有に使いやすく残す方法で確認してみてくださいね。

導入を見送る場合と試験運用にとどめる場合

現場条件と機体仕様を見比べたら、実機テストの結果から導入するかどうかを決めていきましょう。

実機テストの結果 判断 対応
最狭部を通過でき、奥で旋回して余裕を持って帰還できる 導入可 通常の点検手順と回収方法を決める
近距離では使えるが、旋回場所や通信距離、電池残量に制限がある 試験運用に限定 使用範囲と引き返す地点を決め、短い区間から検証する
旋回できない、段差で車体底部が接触する、配管に引っかかる 導入見送り 機体寸法や走破性が異なる候補を再検討する
奥で通信が切れる、または帰還前に電池が切れる 導入見送り 通信方法や稼働時間が現場条件を満たす候補を再検討する

狭い場所や配管が多い現場では、「入れたから使える」とは限りません。

方向転換や後退まで問題なくできるか、実際に動かして確かめることが大切です。

狭所・暗所で安全に使うための事前確認と操作ポイントも参考になります。

シロアリや湿気、断熱材のずれ、配管まわりを撮影する場合は、対象箇所がきちんと見えるかに加えて、同じ経路を戻れるかもチェックしましょう。

シロアリ点検で床下ロボットを使うときの確認ポイントでは、撮影時に見ておきたいポイントも確認できます。

操作練習と回収テストが終わったら、もう一度この判定表に戻ります。

実測結果をもとに、「導入可」「試験運用に限定」「導入見送り」のどれに当たるかを決めましょう。

床下点検ロボットは実機で確かめてから導入しよう

床下点検ロボットを選ぶときは、カタログの数値だけで判断せず、実際の現場で動かしてみることが大切です。

通過や旋回、通信、撮影、帰還まで一通り試せば、自社の点検で無理なく使える機体かどうかが見えてきます。

少し不安が残る場合は、使用範囲や引き返し地点を決めて、短い区間から試験運用するのがおすすめ。

保証や修理、立ち往生したときの回収方法も確認しておけば、導入後のトラブルを減らすことにもつながります。

実機テストの結果をしっかり比べながら、自社の現場に合う1台を選びましょう!

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