長尺動画の編集を効率化!自動カットのコツとツールの選び方
Premiere Proを使った長い動画のカット作業で、無音の部分や「えー」「あー」といった言葉の処理にものすごい時間がかかって悩んでいませんか?
動画が長くなればなるほど地味な手作業が増えるので、少しでもラクに自動化したいですよね。
ですが、ツールの正しい選び方を知らないと、せっかく取り入れても手直しばかりが増えて逆効果になりかねません。
今回は、長い動画の自動カットでつまずかないためのポイントやツールの選び方、作業がスムーズに進むおすすめの手順をご紹介します。
自動カットツールを選ぶときの2つのポイント
ツールを探し始める前に、次の2つのポイントを決めておくと迷わずに選べます。
Premiere Proの中で完結させる?別のツールを使う?
1つ目の基準は、すべての作業をPremiere Proの中で終わらせるか、外のツールに一度頼るかです。
Premiere Proの中で完結させる場合
- 動画の書き出しや読み込みの手間がなく、作業の手が止まらない
- タイムラインだけで動画データを一元管理できる
- カットが終わったら、すぐに色調整やBGMなどの仕上げに移れる
外のツールを使う場合
- 日本語をきれいに聞き取ってくれる優秀なツールを選べる
- フルテロップの作成なども、カットと同時に進められる
- ただ、動画を一度書き出して、また戻すという往復の手間がかかる
「データの往復が苦にならないか」「タイムラインをあちこち動かさずに管理したいか」が、大きな分かれ道になります。
余計な言葉のカットと無音カット、どちらをメインにする?
2つ目の基準は、「えー」「あー」などの言葉(=フィラーワード)を消したいのか、音のない部分を消したいのか、どちらをメインの目的にするかです。
- 無駄な言葉を減らすのが目的:声を文字に起こして、文字を選んで消していく「テキストベース編集」がぴったり。
- 無音の部分をなくすのが目的:音の大きさを基準にして自動で検知してくれる機能が使いやすいです。
もし両方やりたいときは、先に無音部分をカットしてから無駄な言葉を消していく順番にすると、あとの確認がスムーズになります。
おすすめの進め方とそれぞれの特徴
長い動画の自動カットには、大きく分けて2つのアプローチがあります。
Premiere Proの「テキストベース編集」+「テキストフィルター」
Premiere Proに備わっているテキストベース編集を使う方法は、ソフトの中で作業がすべて完結するのが最大のメリットです。
文字起こしされたデータから不要な言葉を絞り込み、タイムラインの画面で見ながらサクサク消していけます。
ただ、この文字起こし機能はもともと英語向けに作られているため、日本語だとたまに聞き間違いが起きることも。
まずは候補を一覧で確認してからまとめて消すステップを挟むと、間違えて必要なセリフまで消してしまうトラブルを防げます。
別のツールでざっくりカット + Premiere Proで仕上げ
外部のツールを使う方法では、ツールによって日本語の聞き取り能力が非常に高く、いらない言葉を正確に見つけてくれるメリットがあります。
たとえば「Vrew」なら、無音カットの設定がシンプルで初心者でも扱いやすく、字幕も同時に作れて便利です。
気になる点は、Premiere Proにデータを戻すときの手間。
動画のタイミングがほんの少しズレてしまうことがあるため、読み込んだあとにズレがないかチェックする必要があります。
長尺動画の自動カットを使いこなすコツ
長い動画を自動カットにかけるとき、一気に全体を処理しようとすると、消去する候補が多すぎてチェックが追いつかなくなることがあります。
動画をいくつかに分けて処理する
30分を超えるような動画は、シーンの切り替わりやトークの区切りでいくつかに分けて処理すると、確認がぐっと楽になります。
1つのパーツを5分〜10分程度にして進めると、一度に見る候補の数が減るため、全体のチェック時間も短縮できます。
区切りごとにこまめに保存しながら進めるようにすると、万が一途中でエラーが起きても最初からやり直すことにもなりません。
「消す前のチェック」を挟んで手直しを減らす
一気にまとめて消したあとに手直しが増えてしまうと、結局全体の作業時間が長くなってしまいます。
こうした流れを意識すると、スピードと丁寧さを両立しやすいですよ。
- まとめて消す前に、消去候補のリストを上から流し読みする
- 「ここは残したい!」という部分だけ、個別にチェックを外す
- 残った不要な部分をまとめて一気に消す
- 消し終わったら、一度通して再生して確認する
すべての候補を1つずつ再生して確認するより圧倒的に早く、全自動で一発消去するよりも安心できる、ちょうどいいバランスの進め方です。
ツールを選んだあとの作業の流れを整える
使うツールが決まったら、次のような決まった手順を作っておくと、毎回の編集作業が安定します。
Premiere Proの中で完結させる場合の流れ
- 無音カット機能を使って、0.5秒以上の音がない部分をまとめて処理する
- テキストフィルターで「えー」「あー」といった言葉の候補を絞り込む
- 候補に間違いがないか見てから、まとめて一気に消す
- 最初から再生してみて、つなぎ目が自然かどうか確認する
外のツールを使う場合の流れ
- Vrewなどのツールに動画を読み込み、無音カットや不要な言葉の削除を行う
- Premiere Pro向けのデータ(XMLなど)を書き出す
- Premiere Proにデータを読み込み、タイミングのズレがないか確認する
- テロップの調整、色味の補正、BGM付けなどの仕上げ編集を進める
動画の自動カットで編集をラクにする第一歩
自動カットと聞くと難しそうに思えますが、やり方さえ分かれば、実は今日からでもすぐに始められます。
まずは5分くらいの短い動画や、動画の一部だけで試してみるのがおすすめ。
すべてを完璧に自動化しようとせず、このちょうどいいバランスを見つけるだけで、これまでの編集の手間が驚くほど軽くなっていきます。
もしPremiere Proの中だけで、もっとスムーズに無駄な言葉を見つけて消したいと思ったら、便利な専用プラグインを導入してみるのもひとつの手。
自分の編集スタイルにぴったりの方法を見つけて、地道な作業のストレスを解消しましょう!