Premiere Proで文字起こしからフィラーワード削除まで手軽に進める方法
Premiere Pro フィラーワード自動カット

Premiere Proで文字起こしからフィラーワード削除まで手軽に進める方法

動画の無言の時間や「えーっと」といった余計な言葉。

これらを1つずつカットする作業に悩んでいませんか?

実は、Premiere Proの文字起こし機能をうまく使えば、これまでの面倒なカット作業を一気にスピードアップできるんです。

今回は、長い動画の編集の負担をぐっと減らす具体的な手順と、スムーズに進めるためのコツをご紹介します。

Premiere Proの自動文字起こしってどんな機能?

Premiere Proの「テキストベース編集」は、AIが動画の中の話し言葉を自動で文字にしてくれる機能です。

その文字を消すだけで、実際の動画も連動してカットされる画期的な仕組み。

音を何度も聴き返したり、波形を細かくチェックしたりする代わりに、文章を「読んで」判断できるのが嬉しいポイント。

内容の確認とカットが同時にできるので、編集スピードがかなり上がります。

画面と動画が連動するスムーズな仕組み

基本的な操作の流れはとてもシンプルです。

  1. テキストパネルで自動文字起こしを行う
  2. 画面上のテキストから、消したい言葉を選ぶ
  3. 削除ボタンを押すと、タイムラインの動画も一緒にカットされる

文字の編集画面が動画のタイムラインと直結しているため、別のソフトに移る手間もありません

Premiere Proの中だけでサクサク作業を進められます。

文字起こしから不要な言葉のカットまで

この機能をうまく使うと、こんな作業があっという間に終わります。

  • テキストを読み進めながら、大まかなカット編集をする
  • 便利なフィルタ機能で、「えー」「あー」といった言葉だけをピンポイントで消す
  • 無音のスペースを自動で見つけて、一気に間を詰める
  • 元の動画データを傷つけない設定なので、あとからカットを取り消すのも簡単

これらを組み合わせれば、話し方のクセも無言の時間も、まとめてキレイに整理できますよ

文字起こしから不要な言葉を消すまでの流れ

実際の作業は、5つのステップで進めていきます。

あらかじめ全体の流れを頭に入れておくと、今自分がどこをやっているのか迷わずにすみますよ。

ステップ 1:文字起こしをスタート

まずは画面上の「ウィンドウ」から「テキスト」を選んでパネルを開き、「トランスクリプト」という項目から文字起こしを実行します。

処理にかかる時間は、動画の長さに合わせて数秒から数分ほど。

終わると、パネルの中に動画内のセリフがずらりと表示されます。

ステップ 2:テキストを読みながらざっくりカット

文字起こしができたら、文章を読みながらいらない部分を見つけていきましょう。

消したいテキストをドラッグして選び、複数の場所をまとめてデリートするだけでOK。

波形を目で追って探すよりも、文字で読むことで「どこを削るべきか」をずっと早く判断できます

ステップ 3:「えー」「あー」を自動で見つけて消す

テキストパネルの上にある「フィラーワード」のフィルタ機能を使うと、「えー」「あー」「えっと」といった言葉だけを自動で絞り込んでくれます。

フィラーワードとは、話の間を埋める「えー」「あー」「えっと」といった、無駄な言葉のこと。

画面にリストアップされた候補を確認し、「ここは残したい」という部分だけチェックを外してから一括で削除

消してしまう前に全体をざっと眺めておくのが、やり直しを減らすコツです。

ステップ 4:無言の時間をカットして間を詰める

余計な言葉を消した後は、不自然にあいた「無音の隙間」をまとめてカットしていきましょう。

これは、設定した音量よりも小さな音の区間を自動で見つけて、一気に詰めてくれる機能です。

ただ、判定の基準(しきい値)を厳しくしすぎると、必要な「絶妙な間」まで消えてしまうことも。

最初は小さな値から試してみて、様子を見ながら調整するのがおすすめです。

ステップ 5:最後に通して確認

一通りのカットが終わったら、動画を最初から再生して音の繋がりをチェックします。

確認するときは、「音がブツブツと不自然に途切れていないか」「必要な間まで消えて不自然になっていないか」の2つのポイントに注目すると効率的。

もし消しすぎてしまっていても、動画を完全にカットせず「無効化(非表示)」にしていれば、ワンクリックで元に戻せます。

完全に消してしまっていた場合でも、キーボードの「Ctrl+Z(MacはCommand+Z)」で直前に戻して微調整すれば大丈夫です。

スムーズに進めるために押さえておきたい注意点

一連の流れをこなしていく中で、実際にやってみると少しつまずきやすいポイントがあります。

日本語ならではの文字起こしの精度

Premiere Proの文字起こし機能はもともと英語向けに作られていることもあり、日本語だとどうしても聞き間違いや認識ミスが起こりやすいです。

特に、こんな動画では少し精度が落ちてしまいます。

  • 外でのロケや、BGMが大きめで後ろの雑音が多い動画
  • マイクが遠くて、声の大きさが安定していない動画
  • 2人以上の人が同時に喋っている動画

「消す前に候補を一度リストで確認する」という手順を挟むだけで、間違って必要なセリフまで消してしまうトラブルはかなり減らせます。

自動カットで間違いが起きやすいパターン

便利な自動フィルタですが、次のような場面ではAIが迷ってしまうことがあります。

例えば、言葉のニュアンスとして必要な「まあ、いいか」の「まあ」も、不要な言葉として引っかかってしまうケース。

他にも、日本語ならではの語尾の「ね」「よ」「か」といった言葉が、余計なセリフだと勘違いされてしまうこともあります。

これらは一括で消してしまう前に、個別にリストから外しておきましょう

ひと手間かけるだけで、その後の修正がとても楽になりますよ。

編集を劇的にスピードアップさせるためのコツ

全体の作業スピードを上げるには、「確認の手間をどこで挟むか」のバランスがとても重要です。

効率のいい確認のタイミング

動画をすべて等倍で再生しながら確認していくのは、時間がいくらあっても足りませんよね。

「確認なしの一発削除」は怖いけれど、「全部再生してチェック」は面倒。

そんなときにおすすめなのが、こんな進め方です。

  • まとめて消す前に、リストを上から流し読みして「残したい言葉」だけチェックを外す
  • 削除した後に動画を1回通して再生し、違和感のある場所だけ手作業で直す

このタイミングを意識するだけで、後戻りする回数は驚くほど少なくなりますよ。

失敗してもすぐ元に戻せる安心の習慣

カットした後に「やっぱり今のセリフ、残しておけばよかった!」となることもありますよね。

そんなときのために、いつでも引き返せる状態を作っておきましょう。

  • クリップの無効化: 動画を完全に消去するのではなく、一時的に「タイムラインに残したまま流れない状態」にしておけば、右クリックですぐに元の状態へ戻せます。

  • シーケンスの複製: 作業を始める前に「元のタイムライン」を右クリックでコピーして、バックアップとして複製しておきましょう。万が一失敗しても、いつでも最初の状態からやり直せます。

Premiere Proのカット編集をマスターするために

文字起こしをして、テキストを見ながらざっくり切り、不要な言葉と無音をカットして、最後に仕上げの確認をする。

こうした流れにすれば、どれだけ長い動画でも迷わずスムーズに進められるようになります。

最近では、Premiere Proの中でより分かりやすく候補を見極めて消していける、便利な拡張ツールなども登場しています。

誤判定のチェックをもっと効率化したい方は、そういったツールの導入を考えてみるのもおすすめ。

Premiere Proの機能をフルに活かして、日々の動画編集をスピードアップさせていきましょう!


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